2011年05月11日

ビンラディン氏殺害でオバマ大統領の支持率が増加

アルカイダの指導者として、アメリカを敵に回し、戦いを続けて
きたウサマ・ビンラディン氏がついにアメリカにつかまり、
その場で殺害されましたが、この事件を受けて、アメリカの
オバマ大統領の評価が急上昇しているとのことです。

アメリカの調査会社「イプソス」が世論調査を行ったところ、
ビンラディン氏の殺害計画成功を受け、オバマ大統領の統率力や
テロ組織への取り組みについて評価が上昇しているようです。
イプソスがおこなった調査は、アメリカに滞在する成人
1010人を対象にインターネットを通じて行なわれたもの
ですが、対象全体の約40%が、大統領に対する見方が改善
されたと回答しているそうです。また、変わらないと答えた
対象者は52%、悪化したと回答したのは10%だったそうです。

支持政党別では、共和党支持者の20%がオバマ大統領への
評価が改善されたと回答し、無党派層では約25%、民主党支持者
半数以上がオバマ大統領への評価をアップさせているようです。

この回答を見ると、オバマ大統領と対立するはずの共和党支持者
ですら5人に1人が、ビンラディン氏殺害を好意的にとらえて
おり、短期的にオバマ大統領の評価が急上昇することは
間違いないと見られています。

ただし、国内の経済問題、失業問題についてはまだまだ成果が
見えていない状態であり、アメリカ国民の関心が経済に戻るに
従い、人気は元に戻るだろうとも予測されています。

また、アルカイダ掃討によって上昇した支持率は、次の
大統領選挙まで持続するかどうかも微妙なところですが、
共和党からはアメリカの安全保障に対して弱腰だと非難
され続けるオバマ政権にとって、今回の殺害計画成功は
大いにプラスに働くと分析されています。  


Posted by tksm2525 at 00:02ニュース